太陽光パネルの保守点検を依頼！住宅用と産業用の違いとは？

住宅用太陽光発電の特徴

太陽光発電システムはその出力に応じて区分されており、出力が10kW未満の場合は住宅用となります。

住宅用太陽光発電のパネルの設置場所は、屋根が一般的です。屋根の上に専用の土台となる架台を設置し、その上に太陽光パネルを取り付けます。カーポートや住宅の外壁に垂直に設置されるケースもあります。

垂直設置は設置した実績のある業者が少なく、誤った設置方法によって外壁に損害を与える可能性がありますので、慎重に選択しなければなりません。

産業用太陽光発電の特徴

産業用太陽光発電とは、出力が10kW以上ある設備のことです。

産業用太陽光発電は、130平方メートル以上と広いスペースが必要となるため、一軒家の屋根や小規模なカーポートには設置できません。また、設置する予定の場所の周辺環境に合わせて、太陽光パネル・架台を設計します。特注品となるため、住宅用太陽光発電より設置費用が割高になりやすい傾向があります。

住宅用と産業用の違いについて

住宅用と産業用の太陽光発電の大きな違いは、出力量です。その他に、いくつかの違いが存在します。

売電方法

住宅用の場合、太陽光発電システムで発電した電力をまず家庭内で消費し、余った電力を買い取ってもらう「余剰買取」が一般的です。これに対し、産業用では発電したすべての電力を買い取ってもらう「全量買取」を選択できます。

太陽光発電で発電した電気の利用方法

住宅用太陽光発電では、余剰電力を一般の電力会社へ売電することで収益を得ます。産業用太陽光発電は、発電した電力をすべて売却し、収益を得ます。

また、住宅用太陽光発電の場合、設置する地域によって補助金制度が利用できる場合があります。

一方、産業用太陽光発電は通常の場合、補助金が支給されません。ただし、自家消費を主な目的とした産業用太陽光発電を導入する場合は地方自治体の補助金の対象となる可能性もあります。詳しい情報は住んでいる地域の役所に問い合わせることをおすすめします。

買取価格と買取期間

買取価格は毎年改定されています。2023年度の買取価格は、住宅用太陽光発電の場合は1kWhあたり16円、地域活用要件が適用される場合は1kWhあたり10円です。また、産業用太陽光発電の場合、1kWhあたり9.5円が買取価格として設定されています。

買取期間については、FIT認定を受けた場合、住宅用太陽光発電はFIT認定を受けた年から10年間、産業用太陽光発電では20年間が固定期間となっています。長期の固定買取期間は初期費用の回収をしやすいため、この点がメリットだといえるでしょう。

すでに導入している場合でも、長期間にわたって効果的に運用するためには定期的なメンテナンスが欠かせません。太陽光メンテナンスや修理のご依頼をお考えでしたら、専門知識を持つアールイープラネットにお任せください。